士金で騎乗位ちんこ有り(ギル様のみ)
魔力供給。下克上ぽいかも。

そんなんで良い方のみスクロールで

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 魔力供給のためなれど気色が悪い。即刻終わらせてやるゆえ貴様は寝ていろ下手に動くな。
――そんなことを言われた。
その、こういうことって二人で一緒にするもんじゃないのか。そう切り出してみたら経験もない癖に知った口を叩くな童貞が、と一蹴された。確かに自分如きが何をどう頑張ったところで、世界を手中に収めた英雄王の相手になどならないだろう。とはいえ、そうはっきり言われると少しばかり癪に障った。

 舐められ慣らされ味わったこともない熱の奥に沈められる。それだけでこっちは爆発寸前だというのに、相手は涼しい顔をしてさもつまらなさげに機械的な律動を加えてきた。
ただパスを繋ぐためだけの、極めて事務的な儀式。
従って、手早く終わらせるという彼の言や冷静な彼の態度に異を唱えられる筈もない。

 しかし、それだけというのは絶対に嫌だった。あちらにとってはただの魔力供給かもしれないが、こちらにとっては名目が何であれ、この行為は「そういうこと」だ。本来人に晒すべきものではない粘膜同士を繋げ合わせ擦れ合わせ絡み合わせる。ともすれば頭がおかしくなってしまいそうな、どうしようもない程のむず痒さ、腰から背骨を突き抜けて、破裂するかと思う程に後頭部まで響き渡る快楽。自分に起こっていることのどれもこれもが、これは性交以外の何物でもないと伝えてくる。

 ――だから、抗議することにした。
お前はそう思っていなくても俺はそう思っているのだと。
世の中全てがお前の王様ルールで動いているわけではないと。
半分意識的に、半分本能的に、通常行われるだろう睦み合いのように腰を突き上げる。
動くなと言われていたが知ったことか。自分の存在を教えてやりたかった。主張してやりたかった。この我儘な王に、愛おしい位の大馬鹿に。

 その途端。
自分のものではない呼吸音がした。
切迫したようなそれを聞き咎めて上を見上げ、一瞬、言葉を失う。
ちょっとした反抗心のつもりだった。その、筈だった。
しかしそれがもたらした変化は凄まじく。
先程から冷淡に事務的に機械的に律動を加えていた筈の彼が、何時も何処でも尊大で傲慢で泰然自若としているその彼が、一目で判る程に狼狽し、真っ赤な顔をしてそこにいた。

「…!この…動くなと、言った筈だぞ、雑種…!」
声を殺し、息を荒げて熱をやり過ごすその顔が、先程まで冷静沈着に事を運んでいた彼と同一人物のものとは到底思えず、思わずぽかんと見上げてしまう。その様子を見た彼が、慌てたように言葉を繋いできた。
「…ッ…勘違い、するな、貴様如きに、誰が、悦楽など…ッ、く…!」
こちらが何も言っていない状況で快楽を否定してくる。自他共に認める鈍感な自分から見ても、それは墓穴以外の何物でもなかった。そもそもそれ以前に、どこの世界にこんな陶然とした表情を悔しげに浮かべておきながら感じていない輩が居るというのか。

 堅いもの程壊れた時は脆い、という言葉が脈絡なく脳裏を掠めた。
彼はそれこそ絶対的な確信を持って、自分が命令に叛く筈などないと思っていたのだろう。何しろ彼は王の中の王であり、こちらはただの一般市民なのだから。
その確信を覆された。その上、この行為が魔力供給ではなく性交として捉えられているとまで躯をもって訴えられ、自分の中を奥深く埋め掻き回している熱が、単なる異物ではなく衛宮士郎のそれであるということを改めて理解させられている。それ故の、あからさまな狼狽。
そして今、他人が見ても一目瞭然な程に襲い来る感覚を悟られまいと必死に否定して。

つまり、それは。
衛宮士郎との性交であると認識したが故に彼がこんなにも乱れてしまっているということで。

――何て、反則。

 頭の中がまっしろになる。
理性も思慮も節度も分別も識見も節制も道徳観念すらも、何もかもが吹っ飛んだ。
腰をぐ、と掴み思い切り突き上げる。
衝撃から逃げようと彼の躯が跳ねるが、押さえ付けられた腰がそれを赦さない。
何か吠える声が耳朶に響くが、聴覚は最早壊滅的なまでにその機能を放棄していた。
退路を断たれた躯が仰け反るが、感覚は最早戻れない程快楽一辺倒に染め上げられている。
聴こえるのはどくどくと激しく波打つ自分の動悸。
求めるのはびくびくと自身を締め上げる彼の躯。
相手の上体が仰け反ったため、自身は必然的に腹側に押し付けられる。そのまま擦り上げると、彼の躯は外も内も露骨な程に反応した。自分の一挙一動に翻弄される様が酷く愛おしく、自分と彼とに与えられる更なる快楽を求めて彼を穿つ。声を出さぬよう耐えているのか、それとも言葉になっていないだけなのか、それすら判らないような喘ぎが鼓膜を心地好く震わせた。

 熔ける。どうしようもなくどろどろに。融けて溶けて解けて鎔けて蕩けてとけてゆく。
アーチャー。金ピカ。人類最古の英雄王。尊大で傲慢でうっかりだけれど限りなく大切な衛宮士郎のサーヴァント。貪欲なまでに湧き起こる衝動に急かされその真名を呼べば、突き立てられた彼の爪が腿に鮮やかな痕を刻む。切なげな喘ぎで熱を逃しながら、辛うじて聞き取れるくらいの擦れた声で彼が呼び返してくる。
何かしら大切なものであるかのように呟かれたその名は、初めて呼ばれるものとはとても思えない、抑揚の完璧な、整った言葉だった。
























しょっぱなからこんな汁だく絵ですみません
モザイクフィルタなんてはじめて使いましたすみません
エロ絵描いたの本当に久し振りなので加減も分かってませんすみません
ちんこ丸出し放り投げで萌えに必要な恥じらいとか欠落してますすみません

士金ルート。…いやはや魔力供給って実に素敵ですね。
余裕ぶるギル様と余裕がない士郎でなし崩しにギル様もペース乱され乱れまくりな展開希望です。
ギル様は受だけど曲がりなりにも英雄王なのでちんこはでかい方がいいとおもいます(へんたい

SS書いたの初めてです…。しかし初めてがエロス話てどういうことでしょう…(泣き崩れ
で、何が言いたかったかというと、ギル様は是非とも士郎と呼びたかったのだけど、
肝心の呼称を変えるタイミングを計りかねてライダーの如く「知ろう死蝋シロウ士郎…」って
練習するだけしといて結局今まで呼べなかったりすると可愛いなぁと。


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